リハビリテーション科

リハビリテーション部門の理念

地域に根ざし、暮らしを支えるリハビリテーション

リハビリテーション部門の基本方針

① その人らしさを尊重する
② 心身ともに活動性の高い生活を送る
③ チームアプローチを促進し、広義のリハビリテーションを追求する

リハビリテーション部門の取り組み

 

 

取り組み一覧
平成10年 総合リハビリテーション施設承認
平成13年 回復期リハビリテーション病棟新設、セラピストの病棟担当制を導入
平成15年 セラピストの早出勤務(モーニングリハ)導入、
病棟車椅子管理システム導入、セラピストの年末年始勤務開始
平成17年 パワーリハビリテーション導入
平成18年 訪問リハビリテーションの機能拡充
平成20年 回復期リハビリテーション病棟における365日リハ提供体制を導入、
出張講座『いきいき健康教室』開講
平成21年 リハビリ関連地域医療連携室を新設
平成26年 鳴門市介護予防事業等へセラピスト派遣
平成29年 回復期リハビリテーション病棟で排泄ラウンド開始
平成28年 地域ケア会議へセラピスト派遣
令和02年 病棟編制に伴い、医療療養病棟における365日リハ提供体制を導入

 

 

リハビリテーション部門の施設基準

脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
運動器リハビリテーションⅠ
呼吸器リハビリテーションⅠ
廃用症候群リハビリテーションⅠ

 

リハビリテーション部門スタッフ

理学療法士17.2名
作業療法士10名
言語聴覚士4名
受付事務1名

 

6階リハビリテーション室

room1 room2 room3

room5 room4

 

OT室

OT_room1 OT_room2 OT_room3

 

ST室

ST_room1 ST_room2 ST_room3

 

リハビリテーション部門 セラピストの配置

鳴門山上病院
・ 1病棟(医療療養病棟):30床
・ 2病棟(医療療養病棟):60床
・ 介護医療院:60床
・ やまかみ訪問リハビリテーションセンター
介護老人保健施設 いこいの家 鳴山荘
・ 入所60床
・ 通所リハビリテーション ステップ
やまかみ訪問看護ステーション

 

パワーリハビリテーション

一般外来患者や要介護高齢者を中心に、マシントレーニングを実施することで自立支援・介護軽減等の以下の効果が期待される
・ 筋肉を強化することで脚の運びや姿勢が改善
・ 改善の実感や自信から、健康に向けて行動が変容
・ 転倒や骨折の予防 等

 

preha001 ① ローイングMF
・ 引っ張る運動(腕の曲げ伸ばし)
・ 肩関節伸展・肩甲骨内転・肘関節屈曲関連筋に作用
preha002 ② レッグFX・EX
・ 膝の曲げ伸ばし運動
・ 膝関節屈曲・伸展関連筋に作用
preha003 ③ トーソFX・EX
・ 体のおじぎと、体を反る運動
・ 股関節屈曲伸展・体幹屈曲伸展関連筋に作用
preha004 ④ ホリゾンタルレッグプレス
・ 立ち上がりの運動
・ 股関節伸展・膝関節伸展・足関節底屈関連筋に作用

 

病棟担当制リハビリテーション

① 病棟
  ・ 1病棟(医療療養病棟)
  ・ 2病棟(医療療養病棟)
  ・ 介護医療院
② 病棟担当制の目的
  ・ チームアプローチの内容充実と、他職種との協業の具現化
  ・ 適切、効果的なリハ提供システムの構築
  ・ 生活の再構築とQOL向上
  ・ リハの本質の啓蒙
  ・ リハスタッフとして力量向上
③ 具体例
  ・ 病棟の朝の申し送りに参加
  ・ 病棟での生活リハの実施
  ・ カンファレンス参加
  ・ ケアプランへの参画
  ・ リハ総合実施計画書の作成
  ・ リハ情報の共有など

 

モーニングリハビリテーション:

・ 午前7時~8時半のモーニングに、『生活時間帯に即したリハアプローチ』を展開
・ ADL評価・トレーニング・技術指導のノウハウを蓄積し、リハビリテーションの質を向上する
・ 実施例:
ベッドからの起床
パジャマから普段着への更衣指導、評価
食堂・洗面所・トイレ等への移動指導、評価
整容動作指導、評価
車椅子、椅子座位の姿勢評価と修正
食事動作指導、評価
排泄動作指導、評価
ADL評価記録と伝達

 

地域連携クリティカルパス:

『脳卒中』及び『大腿骨頚部骨折』の地域連携クリティカルパスを使用し、急性期施設・維持期施設その他施設との連携を図っています

 

365日リハビリテーション

・ 2008年(平成20年)から、回復期リハビリテーション病棟の患者さん等を対象とした365日リハビリテーションを実施していました
・ 2020年4月の病棟編制に伴い、現在は医療療養病棟の患者さんを対象とした365日リハビリテーションを実施しています
・ 早期の機能回復・動作獲得に向けて、日曜・祝日を含めた毎日リハビリテーションを行い、入院患者さんの1日でも早い社会復帰を目指しています

 

排泄ラウンド

・ 平成29年3月から、回復期リハビリテーション病棟で排泄ラウンドを開始
・ 病棟職員・セラピストでデモンストレーションの対象者を選定(回復期リハビリテーション病棟へ新規入院した方、又は、排泄及び排泄に関連するADL動作で何か困っている方、ADL状況が変わった方等)
・ 排泄及び排泄に関連するADL動作について、患者さんの能力と実施方法、病棟環境、介助方法と注意点等を多職種チームで確認(患者さん、医師、看護師、介護職員、セラピスト等)
・ デモンストレーションは1患者につき1回10分程度を、計3日間程度実施し情報を周知

 

カフアシスト

・ 平成26年5月に、呼吸療法認定士(PT)を含む多職種での呼吸ケアチーム(RCT)が結成
・ 平成26年9月からカフアシスト(※)を用いた呼吸リハを開始
・ 平成27年1月から口腔アセスメント開始(ST)
・ 誤嚥及び誤嚥性肺炎リスクの高い患者等に対し、効果的な呼吸リハ及び口腔ケアを行うことで肺炎発症の抑制を目指している
・ 肺炎診療成績の向上に寄与している

CoughAssist_001 ※ カフアシスト E70
ゆっくりと陽圧で肺を膨らませ一気に陰圧を
かける事によって、咳と同じような作用をつくり、
気管支・肺に貯留した分泌物を上気道まで運び出す

 

病棟車椅子管理システム

・ 病棟職員・リハ職員から車椅子管理委員を選出
・ 病院内の車椅子をナンバリングし、一括管理(購入・廃棄状況も記録)
・ 安全に車椅子を使用できるように、患者さんに適した車椅子を選定
・ 車椅子操作・駆動練習は、担当セラピストが随時指導
・ 保守・点検を実施・記録
・ 故障した車椅子を修理・記録

 

出前講座 いきいき健康教室

地域の皆さまが住み慣れた場所でいきいきとした生活を送れるように、毎月セラピストが集会所へお伺いし、健康増進・病気予防等のプチ講座や健康体操を開催しています

 

学会・研修会発表

現在、リハビリテーション部門では、以下の学会・研修会へ参加し演題発表を行っています
・ 日本慢性期医療学会
・ 慢性期リハビリテーション学会
・ 徳島県慢性期医療学会
・ 日本訪問リハビリテーション協会学術大会
・ 徳島県地域包括ケアシステム学会学術集会 等