平成21年 日本医療機能評価機構 認定更新

日本医療機能評価機構による認定更新について

病院長 國友一史

本院は、平成11年3月、徳島県で最も早く同機構の認定を受けました。これは療養病院としては日本でも4番目という早さでした。
認定の有効期限は5年間のため、平成16年には一回目の更新、さらに5年後の本年二度目の更新のための訪問審査を受けたことは、まだ記憶に新しいところです。
4月に「中間的な結果報告」をいただき、最終審査結果を心待ちにしていたところでしたが、7月3日付けで更新認定証が交付されました。
本院の1回目の認定は機構の評価基準のバージョン2.0、2回目は同4.0、今回はバージョン5.0での受審でしたが、内容は次第に高度となってきております。
今回も5年前の受審時にならって、「Project R21」を立ち上げ、病院をあげて認定を受けるための努力をしてきました。
機能評価を受審する意味と意義の一つはこのような努力を全職員が情報を共有しながら協力して行うことにあります。
病院の存在意義や目的の共有、それを実現するために一人ひとりが行わなければならないことなどの理解は、その過程を通じてできるようになると思います。
前回バージョン4での認定結果とは審査項目が多少異なるため、単純な比較は困難ですが、前回(Ver.4)より今回(Ver.5)での評点4比率が増加している部門(PSM、感染管理、病棟)についてはその努力を称え、感謝したいと思います。
認定は公式には機構ホームページで7月16日(木)に掲載されましたが、認定証をいただいたからもう大丈夫ということではなく、「認定病院であり続ける」ことが重要で、さらに5年後の認定更新に向けて今後とも努力を続けていきたいと思います。
職員の皆様も「わたしも受けたいケア、わたしも利用したい施設」の具現に向けて共に進むという意識を持ち続けていただきたいと思います。

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