回復期リハビリテーション病棟(2東) 平成26年度集計結果

平成26年度(H26.4.1~H27.3.31)の入棟患者様のまとめ

性別 年齢
男性 26名 男性 82.6歳(67-96)
女性 51名 女性 84.2歳(65-96)
総数 77名 平均 84.2±6.7歳

疾患別入棟者数

項目 男性 女性
脳血管障害(高次脳機能障害含む) 8名 14名
下肢骨折 7名 20名
廃用症候群 11名 17名

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平均在棟日数86.4日(n=73)

疾患別平均在棟日数

疾患名 在日数
脳血管障害(高次脳機能障害含む) 146.7日
下肢骨折 79.0日
廃用症候群 74.4日

転帰(退院の状況)

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64%の患者様が御自宅、社会福祉法人もしくは老人保健施設等へ退院しています。
平均年齢84.2歳と高齢者を中心とした患者様層となっており、多種多様な退院状況となっています。
回復期病棟入退院の一連の流れは、患者様の入院が決定したら紹介元(急性期)病院に赴き、患者様の身体状況を確認させて頂き、現場の職員に情報伝達を行うことでスムーズな入院を心がけています。また、入院日から7日以内にご自宅を訪問して、自宅や自宅周囲の具体的な環境を早期に把握し、病院でのリハビリテーション内容や病棟での日常生活に反映できるように努めています。
高齢化社会において、地域包括ケアの一翼を担うことを目指し、在宅が困難である患者様に対しても“地域包括ケア”と“連携”を通じて多様な対応となっています。

リハビリテーションの効果を検討するため、入棟時と退院(退棟)時のBarthel IndexおよびFIMを症例数の多い下記3群で比較しました。
いずれも評価値は向上しましたが、BIについては運動器で、FIMについては脳血管と運動器で有意差が認められました。

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Barthel Index
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Barthel Index*とは
1955年来、米国メリーランド州の慢性疾患の病院であるMontebello State病院、Deer’s Heed病院、Western Maryland病院で、ケアが自立していない神経筋、または、筋骨格系の障害をもった患者の能力を評価採点し、経時的にテストし、PTのDorothea W.Barthelが開発し、1965年Dr Florence I. MahoneyによってMaryland State Medical Journalに発表されたADL評価法の1つ
食事、移乗、整容、トイレ動作、入浴、移動、階段昇降、更衣、排便コントロール、排尿コントロールの10項目100点満点で評価します。
*Mehoney FI, Barthel DW: Functional evaluation; the Barthel index. Md Med State J 14: 61-65, 1965

FIM(Functional Independence Measure)

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BIについては、運動器に有意差が認められた。FIMについては、脳血管と運動器に有意差が認められた。

FIMとは
Functional Independence Measure の略。介在量の測定を目的としたADL評価法。食事や移動などの「運動ADL」13項目91点および「認知ADL」5項目35点で評価します。

HDS-R(長谷川式簡易評価スケール)

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HDS-Rはすべての疾患で平均値が増加しましたが、統計学的には有意差は認められませんでした。認知機能検査としては、コース立方体検査・MMSE・かな拾いテスト等も併用して実施しており、多角的に認知機能を把握する取り組みを行っています。

バルーン抜去率

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入棟時のバルーン挿入者:17名(77名中)
入棟期間中にバルーンが抜去出来た患者様:13名(17名中76%)

76%の患者様がバルーンカテーテルを回復期病棟在籍中に抜去することが出来ています。当院では尿路感染予防の観点から積極的にバルーンカテーテルの抜去を推進しています。抜去後は自排尿量のチェックを行いつつ、患者様の下腹部の膨満感等を確認しながらトイレ誘導を行い人間の尊厳に関わる排泄動作に積極的に介入しています。

経口摂取状況

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入院時患者様の31%は経管栄養、経口摂取は69%でしたが、全員に嚥下機能評価を行い、嚥下訓練の適応のある患者様33例にST処方・訓練が行われました。病状急変のため訓練継続が困難であった3例を除く結果は以下のようでした。

 藤島Gr向上/食形態向上  5例  経口摂取  15名
 不変  8例
 食事形態ダウン  2例

経口摂取継続

 TPN  15名  経管栄養または 経管栄養の継続 12名  楽しみとしての経口摂取 10例
 経口摂取なし  2 例
 経口に移行  3名

経口移行率 20%(3/15例)、経口開始率 86.7%(13/15例)

当院では、「嚥下造影検査」「videofluoroscopic examination of swallowing,VF」を採用しており、医師の指示・立会いの下、摂食・嚥下障害の病態や食物の嚥下動態を評価して介入しています。