回復期リハビリテーション病棟 (2東) 平成27年度集計結果

平成27年度(H27.4.1~H28.3.31)の入棟患者様のまとめ

性別 年齢
男性 30名 男性 80.1歳(59-90)
女性 56名 女性 83.6歳(62-99)
総数 86名 平均 82.4±8.8歳

疾患別入棟者数

項目 男性 女性
脳血管障害(高次脳機能障害含む) 10名 10名
下肢骨折 8名 34名
廃用症候群 12名 12名

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平均在棟日数 84.2日(n=86)

疾患別平均在棟日数

疾患名 在日数
脳血管障害(高次脳機能障害含む) 102.3日
運動器 80.1日
廃用症候群 72.6日

転帰(退院の状況)

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同期間での退院患者様の状況である。
57%の患者様が御自宅、社会福祉法人もしくは老人保健施設等へ退院している。
平均年齢82.4歳と高齢者を中心とした患者様層となっており、多種多様な退院状況となっている。
回復期病棟の一連の流れ紹介させて頂くとまず、患者様の入院が決定したら急性期病院に赴き、患者様の身体状況を確認させて頂き、現場の職員に情報伝達を行うことでスムーズな入院を心がけている。また、入院日から7日以内にご自宅を訪問して、具体的な自宅や自宅周囲の環境を早期に把握し、病院でのリハビリテーション内容や病棟での日常生活に反映できるように努めている。
高齢化に向けた社会において、地域包括ケアの一翼を担うことを目指している。在宅が困難である患者様に対しても“地域包括ケア”と“連携”を通じて多様な退院状況となっている。

リハビリテーションの効果を検討するため、入棟時と退院(退棟)時のBarthel IndexおよびFIMを症例数の多い下記3群で比較しました。

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Barthel Index
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Barthel Index*とは
1955年来、米国メリーランド州の慢性疾患の病院であるMontebello State病院、Deer’s Heed病院、Western Maryland病院で、ケアが自立していない神経筋、または、筋骨格系の障害をもった患者の能力を評価採点し、経時的にテストし、PTのDorothea W.Barthelが開発し、1965年Dr Florence I. MahoneyによってMaryland State Medical Journalに発表されたADL評価法の1つ
食事、移乗、整容、トイレ動作、入浴、移動、階段昇降、更衣、排便コントロール、排尿コントロールの10項目100点満点で評価します。
*Mehoney FI, Barthel DW: Functional evaluation; the Barthel index. Md Med State J 14: 61-65, 1965

FIM(Functional Independence Measure)

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BIについては、運動器に有意差が認められた。FIMについては、脳血管と運動器に有意差が認められた。
昨年度同様の結果を示すこととなった。

FIMとは
Functional Independence Measure の略。介在量の測定を目的としたADL評価法。食事や移動などの「運動ADL」13項目91点および「認知ADL」5項目35点で評価します。

HDS-R(長谷川式簡易評価スケール)

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HDS-Rでは、運動器に有意差を認めた。認知機能検査として、コース立方体検査・MMSE・かな拾いテスト等も併用して実施しており、多角的に認知機能を把握する取り組みを行っている。

バルーン抜去率

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入棟時のバルーン挿入者:35名(86名中)
入棟期間中にバルーンが抜去出来た患者様:20名(35名中)

(結果)
57%の患者様がバルーンカテーテルを回復期病棟在籍中に抜去することが出来ている。当院では尿路感染予防の観点から積極的にバルーンカテーテルの抜去を推進している。抜去後は自排尿量のチェックを行いつつ、患者様の下腹部の膨満感等を確認しながらトイレ誘導を行い人間の尊厳に関わる排泄動作に積極的に介入している。

経口摂取状況

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嚥下訓練のST処方数 28名(86名中)
(内訳) ※病状急変患者様のデータを省く

・経口摂取:11名
・経管栄養:10名

経管栄養

(またはTPN、胃瘻)

10名 経管栄養の継続 8名 楽しみとしての経口摂取 2例
経口摂取なし 6例
経口に移行 2名

当院では、「嚥下造影検査」「videofluoroscopic examination of swallowing,VF」を採用しており、医師の指示・立会いの下、摂食・嚥下障害の病態や食物の嚥下動態を評価して介入しています。